味わう,,,,そして味わう。味わう。
今、散歩とお買い物から帰ってきた。
小腹がすいているので、帰ってすぐに 今朝のお豆腐のお味噌汁の残りと
、玄米持ちの磯部焼をいただくことにした。
お餅を焼きながら、お味噌汁のお鍋に火を入れる。
ぐつぐつしてきたら、菌が死ぬ前に鍋からおろして、
味噌汁茶碗にそそぐ。そしてお椀をテーブルに運ぶ。
お箸を出してきて、キッチンの椅子に座り、
お椀を、口元まで持っていく。ここまで完璧。✌
お椀の温度が、指先に伝わる。
そして、みそ汁の甘い香りが鼻を刺激する。う~~~、うまそうだ。
お椀に口をつけ、ひとくち口にそそる、、、じわーーーーーーと、
みそ汁の温かさと甘い味が口の中に広がる。
えっ?
なに、おいしい。
そう思っている間にも、みそ汁の温度は口の中に広がり、
食道まで温かくなる。どんどん、お味噌汁を流しこむ。
お豆腐が、口の中に入って来る、噛むと少し熱くて、二種類の温度が口の中を踊っている。そして、あるかないかわからないような、軽いお豆腐の食感が
口の中にじわーーーーーーんと広がる。あーーーーおいしい。
この心地よい温度は、冷えていた胃の中まで伝わってきた。
胃の中がじわーーーーーと、暖まっていく。
胃には、味覚を感知する機能はない。
それでも、胃でも、美味しく感じている。不思議だ。
今まで、なんて粗末に食事を扱ってきたんだ!という思いがこみ上げてくる。
テレビを見たり、しゃべっていては、この感覚は感じることはできない。
舌と口の中に、意識を集中させるのだ。
ここにも、味わうという宇宙が存在するのだ!
そんなことをしながら食べているうちに、おもちが焼ける。
お餅を海苔でまいて、口に放り込む。
んんんん?おいしいけども、お味噌汁のように味わうのはむつかしい。
最後に、ほうじ茶をいただく。
お茶を飲むときは、割とゆっくり味わっていただくこともあったけども、
今日は、もっとおいしく感じられた。
たった10分ほどの至福の時間だった。
ここまで生きてきて、一番味わって、一番おいしかったお味噌汁であった。
そして、今まで損したな~と思った。
味わうことで、こんなに幸せになれる。暖かくなれる。
今日、これを発見できてよかった。
どこにでも宇宙は存在する。
宇宙ではないけども、宇宙以外の表現方法が思いつかない。
果てしない不思議な世界? 人間が捕らえられない世界?
ほら、今も胃の中は温かい。きっとみんなで踊っているよ。
みなさんも、ゆっくり味わって食べてみてください。